バレンタインシュトレン

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昨年に続き、チョコレート生地の「バレンタインシュトレン」をつくった。

またしても告知がとても遅れてしまって申し訳ないし、そもそも「シュトレンってクリスマスをカウントダウンするように楽しみに待ちながらチビチビと切っては食べるもん」なのに、バレンタインとは全然関係無いじゃない、と言えよう。でもつくった。今年もつくった。なぜなら、美味しいからだ。 (さらに…)

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テレビとオモチャ

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サンタさんから欲しいプレゼント。それはいつだってオモチャだ。

僕はそうだった。そして僕の息子たちも同じくそうだった。妻は昔「どうせなら『タメになるもの』を与えたほうがいいから、図鑑とかいいんじゃない?」などと言ってきたが、「それは本当に本人のタメなのか?実は母としての自分のためにではないのか? それで本人は喜ぶと思ってるのか?」と反対したことがある。

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未来にやみくもに期待し続けることから抜け出せなかったら

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イリイチは晩年に「『未来』などない。あるのは『希望』だけだ」って言い遺しているんだけど、これも、なんかだか似たようなことを言ってるようにも思えて。未来に期待をして、予測をして、計画をしていくことで、ヒトも人生も、開発すべき「資源」や「材」とされてしまうことにイリイチは終生抗い続けたんだよ。

──単に「お先真っ暗だから、せいぜい希望をもつくらいしかできない」って意味じゃないんですね。

未来──あるいは、ここでは人生って言ってもいいんだけど──にやみくもに期待しつづけることから脱けだせなかったら、ヒトはいつまで経っても未来というものの奴隷なんだというのが、その本意だと思う。そう考えると、「いつも人生に驚かされていたい」っていうのは、まさにそこからの脱却を語ったことばなんだよね。めちゃめちゃ感動した。

 

いつも未来に驚かされていたい:『WIRED』日本版プリント版刊行休止に関するお知らせ|WIRED.jp

 

 

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「自立自存の道具」となるのか

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──ちなみに、『WIRED』日本版の守護聖人って誰だったんですか?

公式にはいないけど、自分のってことならイヴァン・イリイチだよ。

──『コンヴィヴィアリティのための道具』の人ですよね。思想家というか、社会学者というか。

そうそう。本人は歴史家を自認してたみたいだけど。そのイリイチが考えた「コンヴィヴィアリティ」って概念は「自立自存」とか訳されるんだけど、『WIRED』をつくっていくなかで本当に自分が知りたかったのは、新しいテクノロジーは果たしてイリイチが言った意味において正しく「自立自存の道具」となるのかってことだったの。新しい技術やサーヴィスを評価するときの軸は、その一点しかなかった。

 

いつも未来に驚かされていたい:『WIRED』日本版プリント版刊行休止に関するお知らせ|WIRED.jp

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その場所で常に人を迎えている

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今日は徳島市にある「ナガヤプロジェクト」というお店にてパンを販売させていただいた。パン屋部門のモリグチャウダー、今年最後のパンの店頭販売だった。

ナガヤプロジェクトとは、その名のとおり2棟並ぶトタン板外装の長屋をいい感じのショップ群にリノベーションしたお店のこと。そこで今月から月2日パン屋として出展させていただいてる。今年は2日しか出店させていただいておらず、とにかくデザイン部門の年末進行が重なっててパン焼き仕事にどう考えても無理がたたってしまっていて、「こうすればもっとお客さんが来てくれるかも」というアイデアは宙に浮いたまま、年内の仕事は終わってしまった。
来年からは、たとえばベーグルのサンドイッチによるテイクアウト可能なランチや、何種類かの味のカンパーニュをスライスし、野菜のみでつくったウチのスープと共にいただく軽食、などといった料理を提供しながら、カンパーニュやライ麦パンを販売できたらいいな、と思っている。(乳飲み子を抱えて誰がそれを店頭で作るのか、という論争が、夫婦間で早くも始まっている) (さらに…)

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砂糖なしシュトレンの誕生

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この前、「しっとりVSほろほろ」というブログを書いた。砂糖とバターを使わないシュトレンはシュトレンじゃないんじゃないか。確かに僕はそう書いた。そもそも昨年と違う味にすると、昨年に続いて買いたいというお客さんに悪いんじゃないか。そう書いた。

そう書いたら、なんと「その砂糖とバターを使わないシュトレンが欲しい」とおっしゃるお客さんが2人現れた。砂糖なしにニーズがあるのか、乳製品がNGな人にニーズがあるのか、どっちなんだろう?と夫婦で話をしながら、「これで果たしていいのか?」という気持ちも抱きつつ、「もうちょっとラム酒漬けドライフルーツを増やしたら、前回よりもしっとりさが増すのではないか。妻は水面下でさらなる味の調整を加えて、そんな砂糖とバターを使わないシュトレンを販売した。

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農地の拡大

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森口家は現在、農地の拡大に努めています。

事の発端は、僕が次の仕事の資料のひとつとして「シティ・ファーマー 世界の都市で始まる食料自給革命」という本を借りてきたことだった。
この本の内容は端的に言うと「現在の農業は『できるだけ大きいサイズで均一な形の野菜を、いつでもどこでも買えるように』という市場の要求に答えるための仕事になっている。それから脱却し、安心・安全な食料を手に入れるためには、あなたの身の回りを活かしてあなたのために野菜を育てればいい」という内容の本だ。それを実行に移している世界各国の都市の実例を取材してまとめた本だった。
これを読んだ妻がいたく感動。「そうや!家からすぐのあの耕作放棄地っぽい空き地も、あの耕作放棄地っぽいよくわからないところも、どんどんウチらの畑にしたらええんや! もう先に勝手に開墾してしもたらええんや!」と言い出したのである。 (さらに…)

しっとりVSほろほろ

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砂糖を入れず、トランスファットフリーショートニングでつくったシュトレン。焼き上げて、一週間寝かせて熟成させ、食べてみた。

「うわー。中がホロホロやー。これは美味しいなあ。甘くないし」

妻はそう言いながら食べるのだが、僕は、僕個人の思いを率直に述べると、

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ノンバター

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砂糖無し・バター無しのシュトレンづくり。ことの発端は妻の体調からはじまっているが、よく考えたら砂糖は摂らないほうがいいに決まってるし、乳製品アレルギーの人にもニーズがあるかもしれないこのシュトレン。とにかくいろんな方向で試作を行い続けた。

まず砂糖。そもそも僕らは甜菜含蜜糖という大根から作られた糖でシュトレンをつくる。だから外側の衣は真っ白というよりほんの少しベージュ。「見栄えのよさ」ではなく「健やかな食材をできるだけ使いたい」という考え方を優先させるためだ。味も精製糖よりもいい。 (さらに…)