デザイン事務所はブラック企業なのか?

in 発酵中

デザイン事務所とかって、労働時間は不法に長過ぎて、徹夜も土日出社も当たり前だし、かといって給料は安いしでまったくもって疑いようのない「ブラック企業」なんだと思う。

 同業他社との業界環境の中で「ブラックにしたほうが競争に有利である」という問題があったり、「ブラックに組織運用するのが業界のデフォルトになっている」というのが重なっているように思うわけですよ。両方を兼ね備えている場合も多いと感じます。

http://note.moriguchi.org/archives/92

もう、まったくもってこれ。これだ。

でも、その中で働いてるデザイナーはどうかというと、不思議なことに必ずしも毎日苦痛を抱きながら働いているわけではないのではないか? と僕は個人的に思います。みんながみんな奴隷チックにはたらかされてるんじゃないと。だいたい二方向に分かれるんじゃないかと思う。

A)うんざりしながら疲れて長い時間デザインしてるデザイナー

B)ワクワクしながら疲れているものの楽しそうに長い時間デザインしてるデザイナー。

たしかに、他社よりたくさんの案をつくったり、他社よりクオリティの高いデザインを完成させようとすると、どうしても時間がかかる。そうなると、どうしても残業目一杯で働いて、休みの日も時間をとってクオリティを限界まで上げて完成させて……という状況になりがち。ブラックにしたほうが競争に有利になるケースのほうが多い。
でも、「好きでこの仕事を選んだ人間」にとっては、「好きなだけずっとこの仕事を突き詰められる」という状況は、はたして不幸せなのだろうか? むしろ、「心の底から楽しいと感じられることに延々ずっと時間をかけて過ごせることができて、さらにできたものがたくさんの人達の利益を上げたり、自分の仕事人としての価値を高めてくれる」と考えて、毎日毎日ワクワクしながら膨大な量の仕事を楽しみながらしているデザイナーだとしたら。

それは、そのデザイナー本人にとっては、「ブラック企業」とは言えなくなっているのではないか?
(そのデザイナーの家族から見れば完璧ブラック企業だけど)