未来にやみくもに期待し続けることから抜け出せなかったら

in 思考の酵母

イリイチは晩年に「『未来』などない。あるのは『希望』だけだ」って言い遺しているんだけど、これも、なんかだか似たようなことを言ってるようにも思えて。未来に期待をして、予測をして、計画をしていくことで、ヒトも人生も、開発すべき「資源」や「材」とされてしまうことにイリイチは終生抗い続けたんだよ。

──単に「お先真っ暗だから、せいぜい希望をもつくらいしかできない」って意味じゃないんですね。

未来──あるいは、ここでは人生って言ってもいいんだけど──にやみくもに期待しつづけることから脱けだせなかったら、ヒトはいつまで経っても未来というものの奴隷なんだというのが、その本意だと思う。そう考えると、「いつも人生に驚かされていたい」っていうのは、まさにそこからの脱却を語ったことばなんだよね。めちゃめちゃ感動した。

 

いつも未来に驚かされていたい:『WIRED』日本版プリント版刊行休止に関するお知らせ|WIRED.jp

 

 

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