思考の酵母 ‘学びかた’

和貴の風車

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この夏休みは和貴の生活科の宿題、というものにも頭を悩ませた。

生活科の宿題というのは、生活の中で関心があるものを観察して、なんらかのかたちにまとめて報告したりする、というものだった。

観察するのはまだいけると思う。たとえば今年から持つことができた畑に住む虫をできるだけ調べ、カメラで撮ってプリントアウトし、紙に書いてまとめる、とかいうことも不可能ではないかもしれない。

でも、先に言ったように本人は「書く」ということをとても嫌がる。文章を綴ることがもう少し得意になってきだしたら、好きになってくれて、どんどん自分から書いてまとめたがるのかもしれない。でも今は好きじゃない。どうすればいいのか。 (さらに…)

夏休みの宿題(1)

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小学校一年生の長男・和貴の夏休みの宿題が大変だった。

無論、我々両親は我が子に勉強させることについては熱を入れている。ダメだからと言って放ったらかしにする気は毛頭ない。でも、長男は記憶することがとても苦手で、ひらがなを覚えるのも苦手。よって、日本を読むどころか書くことも現在けっこう大変である。

そんな中、小学校に入ってはじめての夏休みの宿題が出た。結構出た。「ほんとうにこんなボリュームを1年生がやるの?僕らの1年生の頃って、こんなに宿題あったか?」と疑いたくなるくらい、結構な量が出た。

厄介なのは、計算ドリルのような「問われたことを解いていく勉強」ではなく、「自分で考えて答えをつくっていく勉強」のほうだった。つまり作文だ。
夏休みの宿題には、その日あったことを一言だけ書く一行日記と、お気に入りの日だけ描く絵日記、朝顔の成長記録を絵と文で書いたりする宿題があった。それらも自主的に書くというのはまだまだ難しく、親がインタビュー的に「今日は何日?」「今日は何をした?」と聞いて、答えたことをまず親がひらがなで書いて、それを読んで書いてもらう、という作業を続けた。

その中では、読書感想文が一番大変だった。

(さらに…)

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はじめてのパン屋

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徳島4K映画祭でパン屋をやった。2日間。はじめての体験。「あたらしい仕事」のはじまり。3時に起きて生地をこねて、寒いので一次発酵に時間がかかってしまい、大量のパンに成形が追いつかず、二次発酵にも時間をかけねばならずで、10時オープンの予定がオープンできないという非常事態に陥った。これがとても残念な反省点だった。

だが、その分本当に「焼きたて」を出すことができたので、販売は上々。両日ともに96個を2時間で売り切った。売れ残ったらどうしよう…まあ、晩御飯に食べるか?とか考えていたので、すごい短時間で売れたのは嬉しい限りだった。


「うちに置いてほしい」というお店の人が来られたり、「神山は遠いから市内のあそこに置けるように話をつけたい」という人まで現れたりした。すごいなと思う。

「自分で酵母菌を育ててパンの元種をつくり、自分で捏ねて焼いて自分で店頭に出す。そして商品と引き換えにお金をいただき、面と向かって喜びの声をいただく」という、すべての段階でデザイナーでは得られない魅力のあるはたらきかただと改めて思った。
福祉施設の指導員、求人広告制作業、建築設計士、施工管理などの仕事を経て出合えた「グラフィックデザイン」という仕事は僕の天職だと思っていたが、パン屋という仕事もそれと負けず劣らず面白い。比べる部分が各々違うけれど、各々とても面白い。どこの部分にでも常に発見があり、学びがある。
「今回こうやったけど、次回はああやったらもっとうまくできるな」というような、自分自身の「のびしろ」が自分で見つけられる仕事、見つけ続けられる仕事が、いわゆる「天職」と呼べるものなんだろうな、と今思う。

そしてそれはひとりにつきひとつとは限らない。さらに、何歳になっても出合えるものだとも思う。

「どうやったらコピーライターとして上達できますか?」

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澤本:秋山さんが人に教えたり、誰かを下につけて教育したということもあるんですか?

秋山:あまりないですね。コピーライターというのは自分で考えて、自分で結論を出すという仕事です。人はそれぞれ何に興味があるか、どういう感性があるかは違いますから、逆に大きなお世話だと思うんじゃないか。ですから人の書いたものは、許せる範囲なら全くいじらないほうがいいと思いますよ。

澤本:そういうお話を、若い方々は聞きたがっていると思います。若い人に「どうやったらコピーライターとして上達できますか?」と質問されることがあります。そのときに僕はよく、「優秀なコピーライターの仕事をよく見ることだよ」と言っています。100個コピーを書いたら、優秀なコピーライターに見てもらって、どれがいい・悪いと指摘をしてもらって、自分の中にその基準を蓄積していくのが一番いいと。秋山さんが「どうしたらいいコピーライターになれますか?」と質問されたら、何と言いますか?

秋山:コピーから離れて考える時間を持ったほうがいいということです。

澤本:コピーだけじゃなくてということですよね。

秋山:たとえば、飛行機に乗っているよりも列車に乗って窓の外をずっと見ているほうがコピーは書けるかもしれない。それから、苦手と思うような厚い本をとにかく1冊読んでみるとか。厚い本って、その厚さだけで敬遠するじゃないですか。その後にさらにもう1回読むと、自分の満足感というものがあると思う。そういうものがいいコピーの力になるんじゃないですか。

澤本:コピーを書こうと思って、コピーだけをずっと書くということではなくて。

秋山:それだと書けないですね。コピーは純粋な、単純なものじゃないんですよ。自然界のフォルムって、直線は全くないでしょう。自然界って非常に複雑なんですよ。それから単一の色はないですよね。赤い花と言っても、赤いというのはどういう色かと。コピーはそういうものじゃないかなと思っています。

澤本:それこそ信号じゃないということですね。

秋山:コピーそのものよりも、もっと色々な、その人の性格や、初めて海を見たときにどう感じたか、といったことがあるんじゃないですか。

秋山さん、コピーはどうすれば上達しますか?(ゲスト:秋山晶さん)【前編】 | AdverTimes(アドタイ)

モノづくりをする上で必要な素養

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探究心や貪欲さがないと作るモノの完成度は一向に上がらないんじゃないかと。実際作ってみると直面するのが、なんとなくの完成イメージを持っているのに、作ってみたら全く及ばないという状態。審美眼も大事ですけど、それだけでは良いモノは作れないんです。

レイアウト力、造形力など、ほぼ全てにおいて、余計なことを考えずにひたすら手を動かしてトライし続けることでしか突破口は開かれないんですよね。例えばフォントやピクトグラムなどを作っていると、直線と曲線の接合部分の違和感や、気持ちよくないカーブに直面することが多々あります。その際、該当部位とだけ延々格闘したりします。そうすると“身の回りのただの曲線”に対する解像度がやたら上がるんです。「このカーブはキレイだけど、こっちのカーブは汚い」とか(笑)。

モノづくりをする上で必要な素養は、探究心、審美眼の強化、腕力、観察力、洞察力、想像力と色々ありますが、自分にとって何が足りてないのかを自覚することが第一歩ではないでしょうか。

第2回:DELTRO 坂本政則 (3) | デザイナーのこれからのキャリア | JDN より

本当のものを見つける力

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なにかに夢中とか熱中した経験のある子だったら、何が本当におもしろいのか、何が本当に美味しいのかとかというのがわかる。

世の中マスコミがすごくうるさいから、「これが美味しいですよ」とか「これがおもしろいですよ」とか、いっぱい情報がありますよね。そのときに大事なのはやっぱり自分の考え、自分の案、意見ですよね。

「なんだ、つまんないじゃないか」「世の中間違ってるな」と思ってもいい。とにかく自分が一度夢中になった、熱中した体験があると、本当のものを見つける力があるなぁと思うんです。

新しいものは”つくり方”から生まれる–「ピタゴラスイッチ」生みの親・佐藤雅彦氏インタビュー | ログミー[o_O]

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studious

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何がおもしろいのか。僕は夢中になることを「studious」っていうラテン語で表していて、「study」は「勉強」と訳しますけど、本当はそのstudyの語源はstudiousといって、夢中になる・熱中する、という状態なんです。ですから「studio」なんかでは、みんなが熱中して物事を作ったり撮影したりしているわけですけど

「studious」になることを覚えた子どもだったら、将来は表現をやろうと、例えば研究をやろうと、あるいは物を作る人になろうと、やっぱり1つのものへの集中の仕方がわかっているので、自分のやりたいことに到達できるんですね。

新しいものは”つくり方”から生まれる–「ピタゴラスイッチ」生みの親・佐藤雅彦氏インタビュー | ログミー[o_O]

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