思考の酵母 ‘本’

これからの本づくり

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本をつくるということは、これからだんだんセグメント化、カスタムメイド化していくのではないかと個人的には思っています。「この人に読んでほしい」というような思いがあって、それに共感した他の方も買ってくださるというように。はじめから「5000人くらい買うだろう」という不特定多数をみつめた本づくりはこれから厳しくなっていくのではないかと。

オーダーメイドの服のように、一人一人に向けた本というのがあってもいいのではないか。それをつくるインフラ(印刷などの製造部分や流通などの販売部分)も整ってきたし、メディアがもっと自由になる過渡期なのかなとも思っています。

書店流通される本の平均返品率は40%。書店から戻ってきた本は、カバーを巻き直して再出荷されますが、汚れが酷かったりすると再利用ができません。年度末の在庫調整で破棄されることもあるので、無駄にしている部分が多いのです。オーダーメイドの本であれば、その分の無駄を減らせるのではないか。そして、造本も凝ることで、印刷・加工会社に仕事をまわせるのではないか。オーダーメイドと大量生産をうまく組み合わせて出版事業をおこなうことができないか…などなど、出版と編集の新しい手法に思いをめぐらせています。

 

最近の本について思うこと : これ、誰がデザインしたの? より